クラシックのコンサートって何が起こるかわからない。

偶発的事故ではなくて、演出上で面白かったのは、ウィーン・フィルのニューイヤーコンサートで演奏されたポルカ「狩り」だ。

最後のライフルが発射されたところ、天井に命中し、天井から豚のぬいぐるみがワイヤーを通じてゆっくりと落ちてきたというもの。

そもそも、ウィーンでは年末年始にブタはブタの顔のケーキとかブタの顔の帽子とかブタの人形とかという形でブタを縁起物としてあちこちで見られる。
だから、これには観客も大喜び。
非常にうまい演出であった。

最後はヘルベルト・フォン・カラヤンの日本公演から。鳴りやまない拍手に何度も答えていたが、キリがないので、最後はコートを着て、ステージに立ったというもの。カラヤンらしい演出であった。
クラシック音楽はこれだから面白い。

ドヴォルザークと言えば、交響曲第9番「新世界より」「ユモレスク」を思い出す方が多いと思います。

タイトルは知らなくても、「新世界より」の4楽章の冒頭部分は誰もが「ああ!知ってる!」と言えるメロディーでしょうし、2楽章も「遠き山に日は落ちて」のメロディーだと分かれば、やはり「知ってる!」と言えると思います。

オーケストラの演目として「新世界より」の人気が高いのも、観客にとって馴染み深い曲であると同時に、曲の難易度としては低い方だからだと思います。
チューバとイングリッシュホルンという、オーケストラではマイナーな楽器が必要ですが、超絶技巧が必要な曲ではありませんしね。

個人的に好きなのは交響曲第7番です。
何かのCMに使われていた、とかは全くないのですが、知る人ぞ知るドヴォルザークの名作だと私は思っております。

最初はものものしく始まりますが、チェロ部隊が次第に盛り上がげていき、主題部に突入します。
その後クラリネットとホルンの穏やかな旋律が響きます。
重厚な感じと、穏やかさの両方が楽しめます。

第3楽章もおすすめです。
ファゴットとチェロが目立ちます。
普段はバイオリンやフルート・オーボエといった高音楽器に隠れてしまっている両者ですが、ここぞとばかりに主題を演奏しています。

ドヴォルザークは低音楽器にも見せ場を作ってくれているので、低音楽器が好きな人や演奏者にとってはオイシイ曲です。

交響曲ってやはり華やかな第4楽章が取り上げられがちですが、その他の楽章だってすばらしいですし、各楽器に見せ場があります。

私はこの第7番に限っては、1楽章と3楽章が好きです。
マニアックすぎて理解してもらえないかもしれませんが・・・。